医療SPDの会社一覧

ここでは、SPD会社の選び方や、SPDに対応している会社を一覧で紹介します。

SPD事業者の選び方

SPD事業者の事業背景を
チェックする

SPDサービスを選定する際は、事業者の医療分野における経験や専門性を見極めることが重要です。大学病院や中核病院への導入実績があるか、自社開発システムを運用しているか、ISO13485などの第三者認証を取得しているかなどは、信頼性の判断材料となります。

また、製品開発から運用支援まで一貫対応する企業もあれば、システム提供に特化した企業もあるため、自院の課題に合うタイプを見極めることが大切です。

SPDの対応サービスの範囲を確認
する

対応範囲は事業者によって異なり、医療材料や医薬品に加えて、手袋・ガーゼ・注射器などの消耗品や、洗剤・トイレットペーパーといった日用品の管理にも対応できるかが選定のポイントになります。

また、手術室のセット化や病棟での定数管理、外来でのバーコード運用など、部署ごとの業務に柔軟に対応できるかも重要です。電子カルテや会計システムとの連携といった運用面の親和性も必ず確認しましょう。

SPDサービスのメリット

在庫最適化でコストとスペースを
削減

SPDサービスでは、過去の使用実績や期限、ロット情報などのデータをもとに、必要な在庫数を自動的に算出し、適切な発注内容を提案する仕組みが導入されています。過剰在庫や欠品のリスクを減らし、限られた倉庫スペースを有効活用することが可能になります。

さらに、こうしたデータ活用型の在庫管理により、属人的な判断に頼らない安定した運用が実現し、現場の業務負担も軽減されます。継続的な運用改善にもつながる点が、SPDサービスの大きな利点といえます。

物流業務を外部委託してスタッフ
業務を軽減

導入することで、物品の受け入れから検品、保管、払い出し、発注、請求までの一連の業務を専任のスタッフに委託できるため、看護師や薬剤師が本来の業務に集中できる環境が整います。

また、バーコードやRFID、ハンディ端末といった自動化ツールを活用することで、業務の正確性が向上し、ヒューマンエラーのリスクを低減できます。初期導入時には、現場スタッフ向けの操作研修や定着支援を用意している事業者も多く、安心して運用を始められる体制が
整っています。

SPD事業者一覧

DALI

画像引用元：DALI公式HP（https://dali-inc.co.jp/）

SPDに特化した専門企業で、かたづけ研修や業務マニュアルによって現場ごとに均一で高品質なサービスを提供しています。

日々の物品データを分析し、在庫最適化や業務改善、コスト削減を実現。各病院に合わせたオーダーメイドの運用体制と充実したサポートで、医療現場の効率化と安定運営を支援します。

エア・ウォーター

画像引用元：エア・ウォーター公式HP（https://www.awi.co.jp/ja/index.html）

産業ガスを中心に医療、エネルギー、食品、農業など多岐にわたる分野で事業を展開する総合企業。

医療分野では、SPDサービスや滅菌事業、在宅医療、病院設備工事など幅広いサービスを提供し、医療現場の効率化と安全性向上に貢献しています。

鴻池メディカル

画像引用元：鴻池メディカル公式HP（https://www.konoike-medical.co.jp/）

鴻池運輸の医療関連部門として設立された会社です。物流専業会社のノウハウを活かし、病院向けに滅菌代行から院内外物流設計、診療材料管理（SPD）や環境整備、コンサルティングまでワンストップで提供しています。

スズケン

画像引用元：スズケン公式HP（https://www.suzuken.co.jp/）

医療用医薬品卸売業を主軸としている企業です。「健康創造事業体への変革」を掲げ、全国のグループ会社を通じて医薬品物流、ICTソリューション、院内効率化支援など多様なサービスを展開しています。

MEDIUS

画像引用元：MEDIUS公式HP（https://www.medius.co.jp/）

医療機関向けに医療機器販売やSPDなどのソリューションを提供する企業。メッカル分析サービスと連動することで、購買実績と同種同効品の価格帯を可視化し、医療材料選定と価格適正化をサポートします。

日本ステリ

画像引用元：日本ステリ公式HP（https://www.nihonstery.com/）

医療機関向けに滅菌やSPDなどのアウトソーシングサービスを提供する専門企業です。診療材料の調達・在庫管理から手術室業務の支援までを一括で請け負い、医療現場の業務効率化とコスト削減、職員の負担軽減を実現します。

alfresa

画像引用元：alfresa公式HP（https://www.alfresa-ms.co.jp/index.html）

医療機関向けの院内物流支援を専門とし、独自のSPDサービスで購買・使用分析、手術部門支援、薬剤管理支援などを提供している企業。専用システムを活用し、医療現場の業務効率化とコスト最適化を追求できます。

辻本メディカル

画像引用元：辻本メディカル公式HP（https://www.tsujimoto-md.jp/）

医療機器・介護機器の専門商社で、中小病院向けの院外SPDサービスに特化している点が特徴。自社SPDセンターからの一括供給による業務効率化をはじめとした、医療現場の負担軽減とコスト削減を同時に実現するサービスを展開しています。

エム・シー・ヘルスケア

画像引用元：エム・シー・ヘルスケア公式HP（https://mc-healthcare.co.jp/）

医療機関向けのSPDサービスを中心に、医療材料・医薬品の調達支援や医療機器整備支援、経営コンサルティングなどを提供する企業。

全国ネットワークとICTを活用し、医療現場の業務効率化とコスト最適化を支援している点が大きな特徴です。

F&S UNI MANAGEMENT

画像引用元：F&S UNI MANAGEMENT公式HP（https://www.fsm.co.jp/）

経営分析を重視する病院向けのSPDサービスを提供する専門企業です。Compass Boardという分析ツールを使っており、現場の物品管理から経営層の戦略立案までサポートしています。

ラインサービス

画像引用元：ラインサービス公式HP（http://www.line-s.co.jp/）

仙台市を拠点に、医療消耗品の流通を担うSPDサービスを提供しています。同社はSPDセンター運営を受託し、効率性と安全性を両立した供給体制を整備。スタッフには運行管理者、危険物取扱者（乙4）など、様々な専門資格者が在籍しており、医療現場を支える高い専門性と信頼性を確保しています。

ムトウ

画像引用元：ムトウ公式HP（https://www.wism-mutoh.jp/）

ムトウが提供するSPDサービスは、医療機関の物流効率化と経営改善を支援します。医療系商社としての知見を活かし、物品提案なども行う営業一体型の柔軟な対応力があります。

患者別の原価管理にも対応する自社開発システム「MASTY」を用いた、データに基づく物流の最適化も可能です。全国4拠点の物流網による安定供給体制であり、災害時のBCP（事業継続計画）対策としても有効です。

これらの強みを組み合わせ、医療機関の課題解決に貢献しています。