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医療材料の期限管理と廃棄ロス削減

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医療機関では、有効期限切れによる医療材料の廃棄が、目に見えにくいコストとして経営に影響することがあります。廃棄ロスは購入費用の損失にとどまらず、保管スペースの圧迫や、在庫の偏り・欠品などにつながる可能性があります。

本ページでは、期限切れ廃棄が発生する主な原因を整理したうえで、FIFO(先入れ先出し)運用や使用期限アラート機能など、現場で実践できる具体的な削減策を解説します。

期限切れ廃棄が病院経営に与える影響
(安全/コスト/スペース)

期限切れによる廃棄は、購入費用の損失だけでなく、在庫管理や保管スペースにも影響を及ぼします。廃棄が頻発する材料は、使用量に対して在庫量が多い、発注量が適切でないなど、管理手法そのものを見直すサインでもあります。また、期限切れ間近の在庫が棚を占有すると保管スペースが圧迫され、新しい在庫の受け入れや棚卸作業の妨げにもなります。

さらに、医療材料の使用期限を適切に管理することは、医療安全の観点からも重要です。期限管理が不十分な場合、使用期限を過ぎた材料を誤って使用するリスクがあります。また、在庫量が適切に管理されていなければ、必要な材料の欠品につながる可能性もあります。期限管理は、コストだけでなく、安全かつ安定した物品供給のためにも重要な取り組みです。

廃棄が発生する主な原因パターン

期限切れ廃棄が発生する背景には、いくつかの共通したパターンがあります。

  • 欠品への不安から必要以上に発注し、過剰在庫化している
  • 棚の奥に古い在庫が埋もれ、新しい在庫から先に使われてしまう
  • 部署ごとに個別管理しているため、同じ材料が重複して発注されている
  • 使用期限の把握が担当者の目視や記憶に頼っており、確認漏れが起きる
  • 診療内容の変化により、使用見込みのない材料が在庫として残り続ける

FIFO(先入れ先出し)・FEFO(先期限先出し)を
現場で徹底するための棚配置と補充ルール

期限切れ廃棄を防ぐ基本的な考え方の一つが、古い在庫から先に使用する「FIFO(First In, First Out)」です。さらに、医療材料のように使用期限が設定されている物品では、入庫日だけでなく期限の近いものから先に使用する「FEFO(First Expired, First Out:先期限先出し)」の徹底が重要になります。これらを現場で機能させるには、システムだけでなく棚配置や補充ルールも整える必要があります。

  • 入庫日や使用期限を確認し、古い在庫・期限の近い在庫を優先して使用する
  • 新しい在庫を補充する際は、既存の在庫が先に使用されるよう配置する
  • 定期的な棚卸のタイミングで、在庫の数量だけでなく使用期限も確認する
  • 現場担当者が変わっても運用が維持されるよう、ルールを掲示・マニュアル化する

使用期限アラート/RFIDによる自動監視の仕組み

棚配置や運用ルールだけでは、担当者による確認作業が必要になります。使用期限が近づいた材料をシステムが検知し、担当者に通知するアラート機能を導入することで、目視確認に頼る範囲を減らせます。

さらに、RFID(無線ICタグ)を材料に付与することで、複数のタグをまとめて読み取る仕組みを構築でき、棚卸や期限確認の効率化につなげられます。実際に医療材料の管理にRFIDを導入し、使用期限やロット情報の管理、使用実績の把握などに活用している事例もあります。RFIDによる管理では、タグの読み取りやシステムとの連携などの運用が必要になるため、自院の業務フローに適した仕組みを検討することが重要です。

院内融通・院内交換で廃棄を減らす運用

部署ごとの個別管理では、ある部署で余っている材料が別の部署で不足しているといった「偏在」が起こる可能性があります。院内全体の在庫を一元的に把握できる仕組みを整えれば、期限が近づいている材料を必要とする部署へ院内融通することで、廃棄ロスの抑制につなげられます。SPDによる一元管理も、部署ごとの在庫状況を把握し、院内での在庫を有効活用する方法の一つです。

まとめ

医療材料の期限切れ廃棄は、コストや保管スペースだけでなく、安全かつ安定した物品供給にも関わる課題です。FIFO・FEFO運用による期限を考慮した在庫管理に加え、使用期限アラートやRFIDなどの仕組みを活用することで、期限管理の効率化や廃棄ロスの抑制につなげられます。自院の期限管理体制に課題を感じている場合は、これらの機能や業務に対応したSPD事業者への委託を検討してみてはいかがでしょうか。

RECOMMENDED

目的別
SPDサービス事業者3選

ここでは、SPDサービス導入のよくある目的別に各事業者の強み、他社との違いやおすすめの病院をまとめました。

在庫・発注管理の
見直しによる
診療材料費の削減

DALI

  • 使用実績を正確かつリアルタイムに読み取るRFIDタグを利用し、
    期限切れロスの削減を実現
  •                                
  • 中立的な非ディーラー系SPD専門事業者として、メーカーからのコスト
    削減提案を引き出し、年間約400万円を削減※1
例えばこのような病院に
  • SPDを委託しているものの
    費用対
    効果が見合わない
  • 診療材料委員会が形骸化し
    十分に機能していない
対応しているSPDサービス
  • 医療材料
  • 医薬品
  • 医療機器
  • 滅菌
  • 日用品
  • リネン
手術室を含めた
スタッフの業務軽減

エア・ウォーター

  • 滅菌サービス事業を行う強みを活かし、滅菌器材の回収・洗浄・
    滅菌・供給もあわせて実施可能
  • 手術室・心臓カテーテル室の周辺業務の代行により、専門業務への傾注を
    サポート
例えばこのような病院に
  • 手術室・滅菌業務・SPD管理が
    分断されていて非効率
  • 看護師・材料室スタッフの
    残業や
    業務過多が課題
対応しているSPDサービス
  • 医療材料
  • 医薬品
  • 医療機器
  • 滅菌
  • 日用品
  • リネン
院内倉庫の
見直しによる
倉庫スペース削減

エム・シー・ヘルスケア

  • 医療系商社としての全国物流網を活かし、各地に院外倉庫を保有。
    院内スペースの有効活用や、より柔軟な在庫管理をサポート
  • 病院建替・新築移転事業に対するマネジメント支援も可能なため、スペースの
    有効活用
    に対応可能
例えばこのような病院に
  • 保管スペースを空けて、診療・療養スペースに転用したい
  • 倉庫内の備品配置が煩雑で、
    在庫管理の効率が低下
対応しているSPDサービス
  • 医療材料
  • 医薬品
  • 医療機器
  • 滅菌
  • 日用品
  • リネン
※1参照元:DALI公式HP(https://dali-inc.co.jp/service/spd/)
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